最近、目にする事が多くなってきた円形の器に植えた素敵なお花の寄せ植え。
作ってみたいなぁ❣️…でも、どんな感じで作るのかな?と思いつつ、
リングバスケットを探すも、近場では取扱いなく、ネットで探す、という時間も
持てず、持たず…作れないままでいました。
でもやっぱり作ってみたい!!✨という衝動がまたふつふつと湧いてきました。
『ひょっとして、水に強いあれを使えばフレーム作れるかも?』というひらめきが。
材料購入にホームセンターへ行ってみると、材料全て揃いました!
試行錯誤しながら作ってみると、フレーム作成とリングバスケットの植え付け
(ギャザリング)も、楽しく作りあげる事が出来ました。
時間はそれなりに掛かりましたが、作る事がお好きな人は、リングバスケットを
一から十まで楽しみながら、作成出来ると思います🎶
一から作るのはちょっと、という人は市販のリングバスケットを購入して、
植え付け(ギャザリング)を楽しんでみてはどうでしょうか?
今回、私が作った初挑戦のリングバスケットの大まかな手順❶❷と、実際の
作成の手順❶フレーム作成(DIY)、❷草花の植え付けをまとめてみました。
手作りの為、市販品よりリーズナブルに仕上がるのも嬉しいです。見た目は負け
てしまいますが、皆さん、更に工夫して、美しく作ってみられてはいかがでしょうか?
作りたい衝動に駆られ、ホームセンターへ向かわれるお花&DIY好きの方もいらっしゃるかも!?
リングバスケットは、季節に応じて、また、毎年違うバージョンで、と色々
植え替えしていけるのも今後の楽しみになりそうです(^^)
※素人の手作りの為、耐久性は今の時点ではわかりませんが…
リングバスケット作成(❶フレームと❷植え付け)の 大まかな手順
全所要時間❶❷ 約6〜7時間 / 費用合計 約¥5000〜7000
(選ぶ花と葉牡丹・グリーンによる)
❶リングバスケットフレーム作成 ①〜④
❷リングバスケット植え付け ⑤
❶ リングバスケットフレーム作成
①リングバスケットフレームの材料・土・肥料・道具を購入、もしくは
家にあるものを用意します。 ☆詳細は下記作成の手順❶❷の材料等
②リングバスケットフレーム作成
②-1盆栽用アルミワイヤーを使い、 外枠円A・Bの2本と内枠円C1本の
合計3本作成します。
②-2 外枠円AとBをワイヤーでつなげる。その外枠円ABと内枠円Cをワイヤーで
つなげてフレームを作り、フックも作ります。
②-3 ジュートムシロをカットし、結束バンドで外枠円と内枠円に固定し、
取付けます。
③水苔をバケツ等で水に浸して準備しておきます。
④軽石(底石)を敷き、土と固形肥料を入れる。 フレームの高さ
1/3以下くらいになる様に。
❷ リングバスケット植え付け
⑤用意した花・グリーン・葉牡丹を植え付けます。
⑤-1苗の処理
苗の肩周りや、表面の余分な土と根を落とし、苗をスリム化します。
グリーンと葉牡丹、花苗を株分けします。
⑤-2 花・グリーン・葉牡丹を、花を中心に 6組(購入した花とグリーンの数により
変更)にまとめます。
そのまとめた花・グリーン・葉牡丹の束の根本辺りを③で水に浸しておいた
水苔の水を絞って巻きつけ、1組ずつ苗をまとめて、フレームに植え付けて
いきます。
⑤-3 残った花・グリーン・葉牡丹を空いたスペースにバランスを見ながら、
同じ様に植え付けていきます。
⑤-4 苗の根元が葉で密集し過ぎている所は、葉を取り除き、風通し良く、
蒸れない様にします。
⑤-5 水苔を表面とフレームの外枠と内枠上部の際に敷き詰めていきます。
⑤-6 たっぷりと水をあげて、出来上がり!✨✨✨
ーーー以上、リングバスケット作成の大まかな手順でした。ーーー
↓ここからはいよいよ実際の作成手順です!
❶リングバスケットフレーム(直径35cm)の作り方【DIY】
(参考) 所要時間 約3時間 / 費用合計 約¥1600〜¥2000 +家にある物
1.材料と用意する物 ¥税込価格
- 盆栽用アルミ線(アルミワイヤー) 太さ3.0mm 15m 300g¥879 ※足りない時はこれより短めの同種類のアルミワイヤーを買い足して下さい。 今回計算上は15mを超えますが、長めになっているのかこれ1本で足りました。
- ジュートムシロ 100×180cm ¥504の約1/3利用の為、約¥168
- 水苔 150g ¥549
- 軽石(底石用)
- 結束バンド 12本
- 草花用培養土
- マグアンプK (その他緩効性肥料等で代用可) 固形肥料を入れずに、植え付け後、 水溶性肥料を あげても良い。
- ニッパー(アルミ線をカットするのに使用)
- ペンチ(細めの方が使いやすいです
- 軍手(素手でワイヤーを扱うと手が汚れます)
- メジャー(定規でも大丈夫ですがワイヤーが計りやすいです)
- バケツ(水苔を浸ける大きめのプラ容器等)
- ハサミ
- その他、ゴミ用ポリ袋、新聞紙 (敷いて作業すると片付けが楽です)
『水に強いあれ』は盆栽用アルミ線(アルミワイヤー)でした!(^^)
※【ヒント】ワイヤーは太さ3.5mmにすると強度が増し、二重三重に
しなくても良いかもしれませんが、形成するのに力がいるのと、らせん状に
巻く事で、少し良い雰囲気が出るかとも思い、私はこちら3.0mmを利用しました。
後で作る予定の、リングバスケット台は、太さ3.5mmで作成予定です。
2.フレームの外枠円A・B(上・下)の作り方
①外枠円上部分(直径35cm)に使用するワイヤーを4m40cmにカットするーA
このAを直径35cmの二重の円にして、三重目をらせん状に巻き付けていく。
残ったワイヤーは後で、フックを作るので、そのままに残しておく。
【計算式】直径35×3.14≒円周の長さ 1m10cm
1m10cm×3重=3m30cm
3m30cm+巻付け分とフック分 1m10cm=4m40cm
②外枠円下部分(直径33cm)に使用するワイヤーを4mにカットするーB
このBを直径33cmの二重の円にして、Aと同じ様に、三重目をらせん状に巻き
付けていく。
残ったワイヤーは後で、外枠上部分Aとつなげる時に使うので、そのままにして
おく。
【計算式】直径33×3.14≒円周の長さ 1m4cm
1m4cm×3重=3m12cm
3m12cm+巻付け分88cm=4m
3.フレームの内枠円C(直径20cm)の作り方
内枠円(直径20cm)に使用するワイヤーを2m60cmにカットするーC
このCを直径20cmの二重の円にして、Aと同じ様に、三重目をらせん状に巻き
付けていく。残ったワイヤーは外枠円下部Cとつなげる時に使う為、残しておく。
【計算式】直径20×3.14≒63cm
63cm×三重≒1m90cm
1m90cm+巻付け分70cm=2m60cm
☆置き場所の都合等、リングバスケットの直径の長さ調整をしたい方は、
上記【計算式】の直径を置き換えて、長さを計算して下さい。
但し、直径35cmより大きくする場合は、今回用意した15mではワイヤーが不足
しますので、買い足しが必要になり、その他微調整も必要になってくると思います。
※15mより短いワイヤーもホームセンター等で売られています。
4.フレームを組み立てていく(外枠円ABをつなげ、外枠円Bと内枠円Cをつなげる)
外枠円AとBをつなげる
①まず、外枠円下部Bの残りのワイヤーで外枠円上部Aと1箇所つなげる。
②外枠円AとBをつなげる為のワイヤーを1m50cmにカットする。
③外枠円AとBを②で作ったワイヤーでつなげていく。
外枠円ABとCをつなげる
④次に、内枠円Cの残りのワイヤーで、外枠円下部Bと一箇所つなげる。
⑤外枠円Bと内枠円Cをつなげるワイヤーは残ったワイヤー全て(2m85cm)使う。
⑥外枠円Bと内枠円Cをワイヤーでつないでいく。
⑦最後に全体の形を整える。
※小さなお子様や、ペットのいるご家庭は、アルミワイヤーのカットした先が
当たって怪我をする事のないように、ドライバーでしっかりと巻き付けて、
安全に処理して下さい。
5.フックを作る
❶で作った外枠円Aの残りで丸いフックを作る。フレームの高さ10cmより長くする。
(リングバスケットを斜めに置く台に取り付け、引っ掛けられる様にする為。)
※このリングバスケットは培養土を使っている為、壁等に吊り下げる事は
出来ません。
6.リングバスケットフレーム仕上げ(寄せ植え前の準備)
①ジュートムシロを125cm×33cmにカットする。
【計算式】・横の長さ 外枠円外周:直径35cm×(円周率)3.14≒1m10cm
1m10cm+重なり分等15cm=1m25cm
・縦の長さ フレームのカーブの長さ(実測)26cm+
折り返し分(3.5×2)cm=33cm
②ジュートムシロの両端折返し分を折り、フレームに敷き詰めます。
③結束バンドを使って、ジュートムシロを外枠円に6箇所、内枠円に6箇所留めて、
フレームと固定します。
④水苔をバケツ等で水に浸して準備しておきます。
水を吸って膨らんだら、絞って❷(下記)の植え付けの時に使います。
⑤底部分に軽石をぱらっと底が見えない程度に敷き詰めます。
⑥草花用培養土を⑤の軽石の上に入れる。フレームの1/3以下の高さくらい。
⑦マグアンプK(もしくは緩効性肥料)をぱらっと土に混ぜます。
肥料は入れない方法と、後から水溶性肥料をあげる、という方法もあります。
リングバスケットにおいては、肥料をあげると生育が良くなり、育ち過ぎて形が
崩れてしまう為、肥料を入れない方法もあるそうです。
肥料をあげる、あげない、はお好みでどうぞ。
元気がなく、花つきが悪ければ、後から水溶性肥料を足してあげて下さい。
※水のやり過ぎにはご注意を!
ちなみに、マグアンプKは根が触れた時に、栄養分を吸収出来る、という植物に
優しい肥料なんだそうです。根が触れるときつくて、枯れてしまう事もあるそう。
私は栄養はあげたい、と思い、家にあった優しめの緩効性肥料を入れました。
※後々、バラして個別に植え替えしてあげると、上手く行けば長く楽しめそうです❣️
ーーーリングバスケットフレームの完成!ーーー
お次はいよいよ植え付けです (*´∀`)♪
❷リングバスケットの作り方【植え付け方法】
(参考) 所要時間 約3時間 / 費用合計 約¥3000〜¥5000
〜選ぶ花と葉牡丹・グリーンによる
※好みの色合いや大好きな季節の花を一つ決めて、それに合う花やグリーンを決めて
いくと選びやすいのかなと思います!カゴの中に円形に置くとイメージがわきます。
この色合わせがとても楽しいひとときです🎶
1.花・グリーン・葉牡丹の購入
花:2種類を3株ずつと、1種類を4株
葉牡丹:大中小を15株
グリーン;2種類を2ポット(1ポットに数株植えてあるので、株分けする)
今回使った花と葉牡丹とグリーン
パンジー 同種類を3株ーメインの花
ビオラ 同種類を3株ーメインの花
アリッサム白 4株(株分けして8株に)
葉牡丹 大3株 中小12株 (株分けして20株に)
へデラ(斑入り) 2ポット(株分けして6株に)
アラビスバリエガータ 2ポット(株分けして7株に)
冬から春に楽しめる花・グリーン・葉牡丹の苗で作りました。
最近の改良は素晴らしく、葉牡丹にもフリルや、可愛いらしい色合いの
ものが沢山ホームセンターでも取り扱われています。
まるで、お花の様。
その葉牡丹の色に合う様な色合いのフリルのパンジーと、インパクトの
あるビオラを差し色にして、アリッサムの白と、グリーンのグラデーションで
優しい色合いの寄せ植えになりました!
(作り始めながらも、次はどんな配色のリングバスケットが良いかなぁ〜、と
ついつい考えてしまいます。)
2.花・グリーン・葉牡丹を植え付ける
①リングバスケットフレームの周りに購入した苗を仮置きして、色や、
バランスを見て配置をイメージします。
②苗の処理。
苗の肩周りや、表面の土を落とし、今流行りのギャザリングに近付ける様、
スリム化します。数株植えてある花苗・グリーン・葉牡丹を1本もしくは2本
ずつに株分けします。
(注意点)植物によっては枯れてしまうので、草花の性質により、
土の落とす量を調整します。
今回使ったへデラ等は強いので、土が少なくても大丈夫そう。
この記事を書いている時に、アリッサムに少し元気のない株が
あり、心配です。
③花・グリーン・葉牡丹を、 6組(購入したメインの花数により変更)に分けて、
それぞれ❶で用意しておいた水を吸わせた水苔を絞って巻いて、まとめてから
フレームに植え付けていきます。
今回の様にメインの花を2種類×3=6組に分けている場合、パンジーの3組を時計の
12時.4時.8時の位置に、ビオラの3組を2時.6時.10時の位置に植えて行くと、
バランス良く出来あがると思います。
あとはグリーンのツルの伸び方によって、内向きと外向きのバランスの取れた置き方に
するのが良いのかなぁと思います。
④残ったグリーン・葉牡丹を空いたスペースにバランスを見ながら、同じ様に
植え付けていきます。
⑤苗の根元が葉で密集し過ぎている所は、葉を取り除き、風通し良く、蒸れない様
にしておきます。
⑥フレームの外側上部と内側上部に水苔を優しく押し込み、苗の根元にも敷き詰めて
いきます。
この時指で軽く押したり、触ってみて、土が足りず隙間が空いている様なら、
土を先に足してから水苔を敷きます。
⑥たっぷりと水をあげて、出来上がり!✨✨✨
(参考)私は斜め置きする予定の為、草花用培養土を使いました。水やりをすると、重
くなる為、出来上がりの軽さ等を求める場合、土の代わりにヤシの実を使った
「ベラボン」を使う方法もある様です。
現在、水やりは弱っているアリッサムの所だけ4日毎にあげて、他は乾燥しているのを
確認してから1〜2日経過した約1週間毎にたっぷりとあげると元気にしています。
(冬場の平野・温暖地の場合です)
フレームから作るリングバスケット【DIY】完成!!!
以上、簡単な手順と作り方でした。
あなただけのカスタマイズ リングバスケットをお楽しみ下さい。 ٩(^‿^)۶
※わかりにくい点あるかと思いますが、リングバスケットの植え付けについては、
詳しい作成方法が解説されているWebサイトやYoutubeもあると思いますので、
そちらも参考にしてみて下さい。
また、写真を入れてみましたが、見辛い点あるかと思います。お許しを。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。(^ ^)♡